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漢方の真価

八味地黄丸

約2000年前に著された漢方の原典「金匱要略」の中で、この薬は朝夕2回服用とされています。金匱要略の中では処方によって1日3回、2回或いは昼2夜1回とか細かく区別してあるのですが、飲み方の違いにたいした意味はないという解説書すらありました。

厚生労働省が許可する時も一括して“1日3回食前又は食間"と決めてしまったのですが、約20年前、体内でのステロイドホルモン分泌の時間的変化が明らかになりました。

ステロイドホルモンの分泌は1日2回のピークがあるのです。

すると、八味地黄丸は1日3回の服用により1日2回の服用の方が人体の自然なリズムをそこなわないと考えられます。

2000年前の金匱要略が厚生労働省に勝利!!です。

 

八味地黄丸

 

王不留行散

同じ金匱要略にある金瘡(刀キズなど)の薬です。

以前私の従兄弟が右腕を切り落としましたが、山口大学付属病院で十数時間の手術で無事つながりました。

この時すぐに飲ませたのが「王不留行散」です。

手術後3日ぐらいは激烈な痛みのためにいくら歯を食いしばって耐えようとしても涙が出る、うめき声が出るのが普通というのに、従兄弟はけろっとしていました。

看護師さんが我慢強いと驚いていましたが、本当にあまり痛くなかったというのが本人の話です。

 

朝鮮人参

朝鮮人参は百草の王と評価され、誰もが知っている体力増強の薬草です。古来、人参については世界中の学者が精力を傾けて研究し研究され尽くされた感があります。

人参の主成分はサポニン(シャボン=石けん、泡が出る成分)とされ、6年根に最も含量が多いと尊重されています。ところが、数gの品が数十万円と言われる野生の人参(野参)にはサポニンがほとんど含まれていないのです。それでいて作用は激烈です。人参の効能をまとめて人参七効と言われますが、その1つは補気救脱とあります。

日本の学者が解説したものは「元気を補い疲労回復の効がある」程度の表現ですが、中国の学者の解説は「虚脱状態に陥った患者を回復させる」と言う、ショック状態・危篤状態の患者を救うというきわめて強力な効能です。
日本と中国の違いは栽培品の人参しか知らない日本と、野参の効果を知っている中国の違いなのです。栽培品の人参各種(ひげ根・紅参・白参など)をかじってみても何も感じない私ですが、野参のひげ根0.1gを口に含んでいると心拍数が20ばかり早くなりました。そのくらい差があるのです。この野参の主成分は未解明です。

最も研究され尽くされた人参でさえもこんな程度です。

 

朝鮮人参

 

急性病に漢方薬は効くのか?

漢方の原典の一つに傷寒論があります。漢方を学ぶ人で傷寒論を否定する人は誰ひとりないというほどの古典ですが、この本は3世紀頃中国の張仲景と言う人が風邪、インフルエンザ、チフスなどの急性発熱性疾患にかかった一族を救う目的で編纂されたものです。

漢方の基本に急性病対策があるのです。
インフルエンザ・ノロウイルス感染症・赤痢・O-157感染症などにすばらしい効果を発揮した多くの体験例があります。豚のウイルス性下痢症も漢方治療で克服できる病気だと確信しています。

こむら返りに漢方薬が効くよと言う体験は徐々に広まっていますが、こむら返りが起きた時に飲めば数分で収まってしまうという体験をされた方はあまり多くないでしょう。
それほど即効があるのです。

私の所に相談に見えた痛風の患者様には鎮痛剤を一切差し上げません。漢方の服用で痛みが完全に収まってしまうからです。10日分差し上げた患者様が2度と買いに来られない、これには当初ずいぶん悩まされました。2、3年後にそのお客様がまた痛風が出たからと来店されはじめて良く効くのだと安堵したのも懐かしい思い出です。

 

病気を治す力

何を食べるか(食)、生活のリズム、運動、ストレス・・・・毎日の生活の積み重ねが体を健康な状態に保ったり、或いは逆に病気の状態に導いたりします。体調が悪いということは体が発する注意信号と言えましょう。

私たちの生活を反省してみると、食べ過ぎ、運動不足、睡眠時間の偏り、精神的ストレス過多といった問題があります。この原因に目をつむり、安易に医師や薬に頼りきることは決して病を治す道ではありません。
薬は本来急場しのぎのために使うものであり、飲んでいれば好いやというものではありません。医師・薬剤師・看護師・栄養士等専門家の指導に従って自分の生活のひずみを修正してゆく努力が必要だし、この努力が病気を本当に治す力なのです。

食事:腹8分目・間食をさける・糖質を控える・よく噛んで食べる・旬のものを多種類食べる・飲酒は控えめに・薄味に
生活のリズム:早寝早起き・10時から12時はゴールデンタイム
運動:各自の体力・健康状態に応じた運動が必要です。1日何回か深呼吸をすることも大切です。
ストレス:仕事上のストレス・人間関係のストレス・金銭関係のストレス